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【この記事で全てがわかる】テキサスホールデムポーカーの遊び方 ルールを徹底解説

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「ポーカー」とは簡単にいってしまえば、「5枚のカードを使って他の人よりも強い役を作るゲーム」といえるでしょう。しかし、ドローポーカーやスタッドポーカーなどさまざまなルールがポーカーには存在します。

今回はさまざまなポーカーのルールのうち、世界的に有名な「テキサスホールデム」のルールを徹底的に解説。

ポーカーのルール自体あまり詳しくない方から、ポーカーの知識が多少入っている人まで参考になる記事となっているので、読後にはすぐに遊べるほどの知識が身につきますよ。

目次

テキサスホールデムポーカーと一般的なポーカーの違い

テキサスホールデムポーカーのもっとも大きな特徴は、参加者全員が自分のカードとして使える「コミュニティカード」がテーブルにあることです。

これまでに友人たちとポーカーをしたことがある人でも、あまり馴染みのないルールかもしれません。なぜなら、みなさんがやったことがあるであろうルールは、ドローポーカーといい、自分に配られた5枚の手札を交換しておこなうゲームだからです。

対して、テキサスホールデムはディーラーから配られた自分専用の2枚のカード(ホールカード)とテーブルに開かれた5枚のコミュニティカードの計7枚のカードのうちの5枚を使って、勝負するルールです。

ドローポーカーと違って、選択肢が増えることや、相手との心理戦が繰り広げやすいことから、世界中で人気のルールになっています。現在では、世界大会も開催されており、優勝者には10億円の賞金が渡る大会もあります。

ポーカーの役の強さ

まずは、ポーカーにおいての役の強さを知っておきましょう。ポーカーでは数字は以下の順番で強さが決まります。

A>K>Q>J>10>9>8>7>6>5>4>3>2

そして、役は主に10種類。弱い順から紹介していきます。

1.ハイカード

5枚のカードのうちで何も役も成立しない状態。

2.ワンペア

同じ数字が5枚のうち2枚ある状態。

3.ツーペア

同じ数字2枚が2組ある状態。

4.スリーカード

同じ数字が3枚ある状態。

5.ストレート

マーク(スート)に関係なく、連続する数字を5枚揃えている状態。ただし、Aを挟んでKと2をつなぐことはできません。例えば「K・A・2・3・4」は認められません。

6.フラッシュ

数字に関係なく、5枚が同じスートである状態。

7.フルハウス

5枚のカードがスリーカードとワンペアの状態。フルハウス同士で比べるときはスリーカードの数字の強弱で勝敗を決めます。

8.フォーカード

同じ数字が4枚揃っている状態。

9.ストレートフラッシュ

5枚のカードがストレートかつフラッシュである状態。

10.ロイヤルフラッシュ

「10・J・Q・K・A」でストレートフラッシュを揃えている状態。最も強い役となっています。

以上がポーカーの役の強さです。相手と同じ役で勝負する場合は、より強い数字が役に含まれている人が勝者となります。例えば、Aさんは3と10のツーペア、Bさんは2とJのツーペアだとすると、この場合はBさんの勝利となります。

テキサスホールデムの基本的な流れ

ここからは実際のゲームの進行に沿って、流れやルールをご紹介していきます。

みなさんがこれまでにおこなってきたドローポーカーとは違い、チップをベットしたり、勝負を降りたりするアクションがあるので、少し複雑に感じるかもしれませんが、一度覚えると簡単なので、この機会に流れをマスターしておきましょう。

ディーラーズ・ボタンを決める

まずはじめにおこなうのは「ディーラーズ・ボタン」の位置を決めること。ディーラーズ・ボタンがある人は一番最後にアクションをおこなえる人となり、テキサスホールデムでは最もよいポジションとされています。

勘違いされやすいのは、ディーラーズ・ボタンがあるからといって自分がゲーム進行役のディーラーになるわけではありません。プレイヤーとして参加するので注意してください。誤解を防ぐため「ボタン」と呼ぶ場合が多いとされます。

お店でおこなう場合はお店の方法に従い、身内でやる場合はカードの強弱やじゃんけんなどで決めるといいでしょう。ボタンは全プレイヤーに必ず回ってくるので、最初にとれなかったからといって気にする必要はありません。

ブラインド・ベット

ボタンの位置が決まると、ボタンの左隣に座っている人は強制的にチップを1枚、さらに左隣の人はチップを2枚必ず提示しなければなりません。

この強制ベットを「ブラインド・ベット」(1枚:スモール・ブラインド(SB)、2枚:ビッグ・ブラインド(BB))といいます。

ポーカーでは、全員のベットのチップ数が揃ってからアクションが行われます。しかし、全員が0枚だとチップの変動が一切ありません。そのような事を防ぐために、ブラインド・ベットをおこない、強制的に最低限のベットをさせるのです。

チップ1枚の額面は場所により異なるので、額面ではなく、あくまでチップの枚数で考えてください。

カードを配る

ディーラーから自分専用のカード(ホールカード)が2枚配られます。ボタンの人から見て左隣の人、つまりチップを1枚提示したスモール・ブラインドからカードを伏せた状態で時計回りに配っていきます。

カード配布に限らず、全てのアクションが時計回りで行われるのを頭に入れておきましょう。

プリ・フロップ

カードが手元に2枚配布されたら、ゲームに参加するかどうかの1回目の賭けのラウンドが始まります。1回目の賭けのターンを「フリ・フロップ」と呼びます。

アクションを始めるのは、チップを2枚提示したBBの左隣の人。一番初めにアクションするのは、周りの動向を探れないので、最も不利だとされています。通称UTG(アンダー・ザ・ガン)といいます。

1回目のターンにできるアクションは2枚のチップを出して枚数を揃える「コール」、2枚にさらに上乗せする「レイズ」、ゲームを降りる「フォールド」です。

3つのアクションを時計回りにボタンまでおこなうと、フリ・フロップのみSB、BBにアクションが設けられます。

通常だとボタンが最後にアクションをおこなうのですが、SBとBBは強制ベットをさせられ、フリ・フロップではフォールドやレイズができていません。そのため、SBとBBにアクションの機会が設けられています。この行為を「オプション」と呼びます。

そして、全員のチップ枚数が同じになれば、ターン終了。提示したチップを中央の「ポット」と呼ばれる場所に集めて、次の段階へと進みます。

フロップ

フリ・フロップ終了後、ディーラーはカードの1番上を捨て、次のカードから3枚をボード上に開きます。手札2枚とボードのコミュニティカード3枚が揃っている状態を「フロップ」と呼びます。

すでに5枚のカードが出そろったので、プレイヤーたちはある程度どのような役が作れそうかを考え始める段階です。

ここからはSBから時計回りにアクションをおこなっていきます。フロップではフリ・フロップのときにおこなえた「レイズ」「コール」「フォールド」の3つに加えて「チェック」というアクションも可能になります。

チェックとは、誰もターン中にレイズしていないときに、新たにチップを賭けずに見送る行為を指します。

例えば、SBは最初にアクションをおこなうので、チェック可能です。しかし、SBがレイズした場合は、その次のBBはSBがレイズをしているので、チェック不可能。コール・レイズ・フォールドから選ばなければなりません。

そうして、全員のチップ枚数が揃うと、チップがポットにいき、次の段階に進みます。この時点で、1人以外が全員フォールドすれば、ゲームは終了。残った一人がこれまでのチップを総取りして、新たなゲームが始まります。

ターン&リバー

フロップが終わると、4枚目のコミュニティカードが提示。そして、同様にアクションをおこない、チップ額を揃えると、最後のカードが提示されます。4枚目が開かれた状態を「ターン」、最後のカードが開かれた状態を「リバー」と呼びます。

リバー以降はカードが新たにオープンすることはないので、この時点で自分の役の強さが確定。自分の役の強さや、残っているプレイヤーの表情を読み取り、勝負に出るか降りるかを考えます。

そして、同額のチップが出揃い、ポットに入ると手札を見せ合う「ショーダウン」がおこなわれます。

ショーダウンは直前に積極的なアクションをおこなった人(最後にレイズをした人、いなければ最初にベットした人、全員がチェックの場合はSB)から時計回りにオープンしていきます。

全員が開示して最も役が強かった人がポットにあるチップを獲得できます。

次のゲームへ

チップの移動が確定すると、次にゲームに進みます。

このときに、最も有利なポジションであるボタンが1つ時計回りに移動します。そのため、前回SBだった人が次のゲームではボタンになります。

プレイヤーの基本的なアクション

上記の説明ででてきたプレイヤーのできるアクションをまとめてみました。ゲームの流れである程度理解できたかもしれませんが、今一度確認しておきましょう。

・ベット

ターン中に誰も賭けていない状態で最初にチップを賭けること。

・レイズ

ベットされたチップ数に対し、上乗せしてチップ数を吊り上げること。

・コール

ベットされたチップ数と同額を賭けて勝負に参加すること。

・チェック

ベットしないまま次の人に順番を回すこと。事前に誰かがベットしている場合は不可能。

・オールイン

手持ちの全てのチップをベットすること。

・フォールド

ゲームから降りること。ゲーム中に賭けたチップは取り戻せません。

その他の細かいルール

ゲームの流れでは出てこなかった細かいルールがテキサスホールデムポーカーには存在します。どれも知っておくと、スムーズにゲームに参加できるので、ついでに知識をつけておきましょう。

ミニマムベット

ゲームに参加するために賭けるベットの最低ラインを指します。

例えば、1チップ=5ドルとすると、ブラインドベットにて、SBがチップ1枚、BBがチップ2枚を強制的に賭けるので、ゲームに参加するには、最低10ドルが必要。つまり、この例では10ドルがミニマムベットになります。

ミニマムレイズ

チップを上乗せするときの最低額をミニマムレイズと呼びます。テキサスホールデムポーカーのルールでは、レイズする場合には、ベット額の2倍以上にしなければなりません。

例えば、2ドルでベットしていた場合に、レイズしたいときは合計が4ドル以上にならなければなりません。

さらに4ドルからレイズ(リレイズ)したい場合は、手前にレイズした人の額よりも大きくレイズしなければなりません、そのため、今回の例で4ドルにレイズしていた場合、2ドル上乗せしているので、さらに上乗せしたいときは、2ドル以上のレイズ、つまり合計が6ドル以上にならなければなりません。

少し複雑で分かりにくいと思うので、今の額の倍以上でレイズすればいいと覚えておけば、必ずミニマムレイズのルールを満たすので問題ありません。

引き分けの場合

ショーダウンして、役も数字の強さも同じで決着がつかなかった場合は、引き分け(チョップ)となります。

引き分けの場合は、ポットに集まったチップを引き分けた人で等分します。割り切れない場合はポジションが悪い人(SBに近い人)に多く支払われます。

サイドポット

ポーカーでは中央にあるポットとは別にポットが存在します。このポットをサイドポットと呼びます。

サイドポットを使用する場面はオールインがあったとき。オールインしたものは必ずショーダウンできる権限が与えられます。しかし、勝利したとしても、貰える額はオールインしたときまでのメインポットに集まった額のみなのです。

例えば、5人で10ドルずつ賭けてフロップに進んだとします。(現在50ドル)フロップの段階でAが20ドルをオールイン。対して、BとCはコール、DとEがフォールドしたとします。現段階で、メインポットには110ドルが集まっています。

ターン・リバーではAはオールインをしており、チップがないのでアクション不可。DとEがアクションをおこないます。この際に、集まったチップがすべてサイドポットに入れられるのです。今回は300ドルが集まったとします。

そして、ショーダウンのときに、Aが最も強い場合は、Aはメインポットの110ドルを獲得。サイドポットの300ドルは、DとEで勝負し、強い役だった人に支払われます。

また、DとEのどちらかが最も強いハンドの場合はメインポットとサイドポットの計410ドルを総取りすることとなります。

テキサスホールデムのルールは1度覚えたら簡単!

テキサスホールデムポーカーは家庭で遊んだことのあるポーカーとは少し違うかもしれません。プレイヤー全員が使用できるコミュニティカードがあったり、コールやレイズなどのアクションも入ってきます。

少し複雑で大変そうと思うかもしれませんが、一度ルールを覚えれば、家庭でやっていたポーカーよりも数倍も楽しいことに気付くはず。

強いハンドでプレイヤーたちに勝利するのも嬉しいですが、一番の魅力は心理戦。弱い手札なのに、アクションで強気にでて、相手たちをフォールドさせて勝ったときの気分は非常に爽快です。

一度やり始めると、ハマること間違いなしなので、今回の記事を見てルールを覚えて、テキサスホールデムポーカーを始めてみませんか。

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